花に関するQ&A
ペチュニアのタネまきを行ったのですが、あまり発芽しません。どうしてでしょうか。
ペチュニアのタネまきを行ったのですが、あまり発芽しません。どうしてでしょうか。
タネまきは、細かいタネの場合は特にていねいに行わなければなりません。以前は鉢や箱にまいていましたが、現在はセルトレイのような簡便なものができ、土もそれに合わせたセル培土があるため便利です。ただし、容器や土が優れていても、タネのまき方が悪ければ発芽率は落ちてしまいます。
一般的に、タネをまいた後は、土をかぶせないといけないように思われていますが、微細なタネのほとんどは、発芽には明るさの必要な好光性種子で、ペチュニアもその1つです。これらのタネはまいた後、土を上にかぶせるとほとんど芽が出ません。これはタネが小さく養分の貯蔵が少ないので、発芽と同時に光合成ができるように進化したためだと考えられています。ペチュニアなど好光性種子のタネまきは、覆土はほとんど行わず、タネをまいた土の上を板などで圧迫するだけでよいのです。また、発芽までの間は1回にたっぷりと水をやりすぎるとタネが流れてしまうので、細かいハス口のジョウロを使うか腰水をする必要があります。