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野菜に関するQ&A

タマネギのタネまきが遅れてしまい10月に入りましたが、今からのタネまきは可能でしょうか。

タマネギのタネまきが遅れてしまい10月に入りましたが、今からのタネまきは可能でしょうか。

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タマネギのタネまきの適期幅は狭く、早まきではトウ立ちの危険性があり、遅まきでは生育が不十分となり玉が太りません。

 タネまきが遅れて10月にまくのは暖地でないと難しいでしょう。私の経験では、大阪で10月5日に播種し、12月上旬に定植しましたが、定植後のこまめな管理により初期生育を促すことで、まずまずの収穫ができました。兵庫県の試験場による報告では、台風回避のため中生種を使って10月10日まきで、収穫期、収量ともに慣行栽培と差がなかったとあります。

 遅まきでは特に品種選びが重要です。早生種では収量低下の恐れがあり、中晩生種や晩生種では気象条件などで収穫時期の遅れや変形球の増加などで貯蔵性が低下する場合があるからです。

 暖地で考えられる栽培例を挙げてみます。大玉中生種の「アトン」を10月上旬にまき12月上旬にマルチを使って定植するか、苗床で越年させて翌年2月に定植する。あるいは、中晩生種の「ネオアース」を10月上旬にまき、翌年2月に定植するのが可能です。ただし低温下での栽培のため、発芽と定植時の活着促進を図る管理が大切です。

 遅まき栽培は何らかの事情で適期にまけなかった場合に行うもので、決しておすすめするものではありません。まずは品種ごとの播種適期を守ることが何よりも重要です。 月刊誌Q&A 野菜

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