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ハボタンの発芽がうまくいきません。どうすればいいですか。

ハボタンの発芽がうまくいきません。どうすればいいですか。

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ハボタンの原種は、ヨーロッパ西南部の海岸地帯に分布するヤセイカンランで、古くより薬草として用いられてきました。その後キャベツやブロッコリー、ケールなどの食用に改良され、ハボタンはケールを観賞用としてさらに改良されたものです。江戸時代に「オランダナ」の名で渡来した際は、観賞用ではなく食用として用いられていたようですが、現在ではさまざまな品種が生まれ、冬花壇や正月飾りには欠かせない植物となっています。

 株の充実や観賞期の色づきを考えると、7月中旬から8月上旬がタネまきの適期となります。暑さの最も厳しい時期と重なるので、用土の乾燥や高温対策が必要です。高温期で病気も出やすいため、タネまき用土は新しいものを使い、赤玉土(小粒)と腐葉土を半々程度に混合します。セルトレイなら1枠に1粒ずつ、育苗箱なら約5㎝間隔で1粒ずつ条まきにし、タネが隠れる3~4㎜程度に薄く覆土します。厚く覆土すると発芽率は低下します。

 播種後は、コンクリートの上や西日が当たる場所は避け、風通しのよい半日陰で水切れしないように管理します。2~3日で発芽してくるので、発芽が揃えば徒長を防ぐため日光が当たる場所に移動します。本葉が3~4枚になったら鉢上げし、その後鉢替えを繰り返し、株を充実させます。小作りにしたければ鉢替えは9~12㎝ポット程度にとどめておきます。発芽率向上のポイントは、播種後の置き場所、水管理、覆土の厚さとなるので、播種から発芽までの管理を振り返ってみてください。 月刊誌Q&A 花

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