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野菜に関するQ&A

キャベツが裂球してしまいます。どうしてでしょうか。

キャベツが裂球してしまいます。どうしてでしょうか。

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キャベツの外側の葉が割れてしまう「裂球」は、一般的には初夏や秋に収穫する作型で起こりやすいです。これらの時期は生育適温に近い気温が続き、生育が旺盛となります。すると葉数と葉重が共に増加し球の充実が急速に進むため、思った以上に成長し、収穫遅れになりやすくなります。そのような状態では、すでに裂球が発生していることが多くなるのです。

 球の肥大が進んできたら、収穫遅れにならないよう、結球葉の上を触って充実程度を確認しましょう。十分にかたくしまっていれば収穫適期ですので、早めに収穫します。

 生育が緩慢になる秋~初春にはあまり発生しませんが、収穫遅れになっている時期に雨がよく降ると、やはり裂球します。生育前半が乾燥ぎみで、その後の降雨により畑に水分が多くなり、かつ気温が適温より高い場合には、特に発生しやすくなります。また、結球を始めてから追肥すると球の肥大が促されるため、さらに裂球しやすくなるので注意しましょう。結球葉は、生育が進み肥大がほぼ停止しています。しかし、内部の葉はまだ若くて水分が多く、追肥されると生育が急に進んで肥大し、球が外側から裂けていきます。

 裂球が始まりかけたら、外葉を取り除いたり、株の周りからスコップなどを入れて根を切断する「断根」を行うことにより、裂球をやや遅らせることはできます。しかし、裂球への基本的な対応策としては、収穫を早めることです。裂球しやすさは品種により差があり、‘ 彩音’などの裂球しにくい品種を選ぶとよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜

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