家庭菜園ステップアップ パート1:育苗に挑戦してみよう

そもそも育苗ってなに?
そもそも育苗ってなに?
育苗とは野菜や花の種を播き、苗まで育てることを言います。
品目によって、直播きより育苗したほうが安定した栽培が出来るものがあります。
トレーやポットなどに種を播いて、苗がある程度まで大きくなるまで管理し、畑やプランターに定植するのが一般的な作業になります。
育苗のメリットは?
・種が雨や風などにより流れてしまう心配が少ない
・コンパクトなスペースで行うので、除草や病害虫防除などの管理が容易に行える
・育苗している間は他の植物を畑などで育てることができ、栽培スペースを効率的に使える
・植物をある程度大きくしてから定植するので、病害虫や暑さなどに強くなる
育苗プロセス
Step2種播きの準備
準備物
- 培土
- ポットorトレー
育苗専用の土を選びましょう!
育苗に適した肥料分が配合されているので、成功率がぐんっと上がります。
培土による生育差

次は何に播くか決めましょう!

ポット
少しの本数を育てたい人にオススメ!

根巻防止ワンウェイ 白
大量に育てたい人にオススメ!
夏場の育苗は温度が上がりにくい白トレーを使用しましょう。
72穴
128穴
200穴
288穴
便利なセットも販売中!
ポイント!
タキイの培土は品質を安定にするためにできるだけ水分量を少なくしているので、土をポットやトレーに詰めたらまずしっかり水を含ませましょう!!
Step3種播き
種を播いていきましょう!
ポット(9cm)の場合:1ポットに3粒ほど種を播きましょう。
セルトレイの場合:1穴に1粒ずつ種を播きましょう。
Step4水やり
発芽前
種播きが終わったら、水をたっぷりあげましょう。
ポイント!
ポットやトレーの底から水が出てくるまでたっぷりと!
トレーの端は特に水やりが疎かになり乾燥しやすいので、「端」に注意しましょう!!
ここで水が行き届いてないと種が乾いてしまって上手く発芽できなくなります

夏場の発芽を成功させるためには温度を上がりすぎないようにする遮光ネットが必須です!
難しい夏場の芽出しには「芽出たいシート」がオススメ!
品目ごとの発芽適温を意識しながら、涼しい場所で管理をしましょう!
作物別発芽適温と日数の目安
作物 | 発芽適温(地温) | 発芽日数 | 生育適温 |
---|---|---|---|
キャベツ | 15~30℃ | 2~3日 | 15~20℃ |
ブロッコリー | 20~25℃ | 2~3日 | 15~20℃ |
カリフラワー | 20~25℃ | 2~3日 | 18~20℃ |
発芽後
発芽後は日当たりや風通しが良い場所を選びましょう!
直接地面に置かず、裏返したトレーの上などに置いてトレーの下に空気が通るようにしましょう!
トレーと地面の間に空気が通ることにより温度上昇や加湿を防ぐことができます。
水やりは午前中の間に行い、午後に土が乾いている場合は土の表面が乾く程度に行いましょう!
夜のうちに水がたっぷり残っていると徒長しやすくなるので注意です!

Step5害虫対策
GOAL!定植
葉菜類は育苗日数が30日前後経過し、本葉が4枚程度になったらいよいよ定植です!
定植前の苗へ水をたっぷりあげましょう。
定植する際には、根を出来るだけ傷つけないように優しくポットやトレーから取り出してください!
育苗をマスターして、おいしい野菜を効率よくたくさん作りましょう!!