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野菜に関するQ&A

インゲンは7月でもまくことは可能でしょうか。 

インゲンは7月でもまくことは可能でしょうか。 

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インゲンの播種適期は、中間地帯では4月下旬~5月上旬です。23~25℃で発芽し、生育適温は15~25℃です。適温下では播種後4~5日で発芽、40日程度で開花して、そこから10~15日後の若莢を収穫します。気温が25℃より高くなると花粉の稔性が悪くなり、着莢率が低下するので、高温期の播種を避け、収穫期が盛夏期にならないように注意します。

 しかしインゲンは抑制栽培も可能です。抑制栽培にはつるなし品種が適しています。つるなし品種は早生で、播種から収穫までの期間が55~65日と短く、寒くなるまでに収穫を終えられます。露地栽培の場合、暖地や中間地での播種期は7月中旬~8月中旬、冷涼地では7月上旬までになります。

 栽培のポイントは発芽を順調にさせることと、生育初めから根をよく伸長させること。インゲンは耐湿性が弱いため、有機質を十分施用して排水のよい畑にすることが大切です。発芽期の乾燥は発芽率を低下させるため、降雨後、速やかにマルチを張るのもよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜