カブのサイズ別おすすめ品種
自家菜園でカブ栽培にぜひ挑戦していただき、栄養価の高い葉も一緒にまるごと味わってください。
はじめて栽培 おすすめ品種
スワン
甘くて、やわらか。小カブから中大カブまで随時収穫できる!
栽培のここだけチェック
- カブは多肥と乾燥で形状が悪くなります。適切な肥料と水分管理に注意しましょう。
栽培のポイント
POINT1畑の準備
カブは排水性の悪い畑では根部の生育が著しく劣ります。順調な生育のために排水性のよい土で栽培しましょう。施肥量については土質や前作によって異なりますが、1㎡当たり、それぞれ成分量でチッソ10g、リン酸10g、カリ10gを目安に施します。収穫後半まで肥料が効きすぎると裂根につながるため、その点を注意するとともに元肥中心の施肥設計とします。
畑の準備
POINT2タネまき
“スワン”は条間20cmを標準とし、タネまきの溝をつくりタネをまきます。カブは特に発芽を揃えることが重要で、発芽を揃えるためには「均一な覆ふく土どを行うこと」が挙げられます。覆土は厚さが5mm~1cm程度になるよう、ていねいに行いましょう。もう1つのポイントは水分管理です。特に高温期に種をまく場合は発芽までの水分に注意が必要です。適湿を保つために覆土の上からもみ殻などをふり、畝の表面が乾くのを防ぎましょう。
タネまき
POINT3間引き・中耕
葉と葉が軽く重なり始めたら間引く感覚で、本葉1~2枚目の時期と3~4枚目の時期の2回に分けて間引くとよいでしょう。最終的に10~20cmの株間になるようにします。間引き遅れは根の変形や裂根にもつながるため、注意が必要です。また、2回目の間引きの際には土の表面を軽く中耕(通気性をよくする目的で浅く耕す作業)しましょう。この作業で根の張りがよくなり、ひいては肥大期の生育がよくなります。除草を兼ねて一度は行いたい管理です。このほか、大雨などで土壌が過湿になり、生育が順調でない場合は葉面散布によって追肥すると効果的です。
間引き・中耕
POINT4収穫
お好みのサイズで収穫します。生育後半の太りが早いので、直径12cm程度を最大とします。
収穫
POINT5病害虫防除
「防虫サンサンネット」を利用したトンネル栽培によって耕種的に虫害を防除しましょう。種まき前に土壌殺虫剤(粒剤)を土壌へ混和し、タネまき後すぐに密閉被覆します。また、白さび病などの病害軽減のために株間を広げることをおすすめします。株と株の間が広くなると通気性がよくなり、病害軽減につながります。一方で株間が狭いと葉が軟弱徒長となり、根の肥大も悪くなります。
自分好みのカブを作ろう
カブの品種選択は大きさと特徴で選ぶことが重要です。用途にあわせた品種を選択しましょう。