野菜に関するQ&A
干しネギの方法を教えてください。
干しネギの方法を教えてください。
ネギは夏期30℃を越える高温になると地上部の生長が衰え、地下部(鱗茎)が太ってきます。これは不良環境に対するネギの適応と考えられます。地下部の鱗茎を太らせて養分を貯えることで不良環境に耐え、秋の適温期まで活動を停止(休眠)しているのです。
かけ干し(干しネギ)は、夏期の活動停止期に十分休養させて秋の適温期に新たな活動を始めさせ、新しい葉を出させる作業です。かけ干しの期間は12~13日ですが、普通秋まきでは苗令が進んでいるので、7月から8月中旬までの間に行います。春まきでは苗が若いので、8月中旬に行います。
かけ干しのやり方は苗を抜き取って土を払い、畝の上で2~3日の間日干しをしてしおれたもの50 ~ 70本くらいをひとまとめにし、わらで束ねて吊るします。10日ほどよく乾燥させた後、10㎝くらいの長さに茎をつけて切ります。枯れ葉や根をむしり取り、鱗茎がよくしまっていて、皮につやのあるものだけを苗にして植え付けます。