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野菜に関するQ&A

ズッキーニの花が咲いても実がなりません。どうしてでしょうか。

ズッキーニの花が咲いても実がなりません。どうしてでしょうか。

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カボチャにはいろいろな種類がありますが、そのほとんどは果実の中にタネができて初めて着果し肥大します。タネ(子孫)の元ができなければそれらを養って正常なタネに育て上げる役目が不要となり、実を太らせないのです。

 ズッキーニもカボチャの一種ですから、開花当日に雌花と雄花を交配させてやらなければ実はなりません。交配は天気のよい日ならほとんどの場合、いろいろな虫が飛び回り交配をしてくれます。しかし雨の日や虫が飛んでくれない寒い日は、人手による交配が必要です。交配されなかった雌花は夕方にはしぼんでしまい実がならないことになります。

 交配するには雌花と雄花が同時に咲いていることが必要です。ズッキーニは雌花に比べて雄花が少ないようなので、家庭菜園でも3株以上は植え、雄花を確保したいものです。

 交配作業は午前中の早い方がよく、雄花が開き、中の雄しべに黄色い粉状のもの(花粉)がたくさん出てきた時が、最適のタイミングです。ただし、雨で花が濡れてしまうと交配できないため、前日の夕方から花を濡らさない工夫が必要です。 月刊誌Q&A 野菜