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野菜に関するQ&A

ペレット種子のニンジンがうまく発芽しません。どうしてでしょうか。

ペレット種子のニンジンがうまく発芽しません。どうしてでしょうか。

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ニンジン種子はまきにくく、しかも発芽が不揃いで、時間がかかるという問題があります。ペレット種子は、種子をタルクなどで被覆して粒径を均一化し、まきやすく、発芽揃いをよくした種子です。それでも発芽しない原因は、土壌条件が悪いか、乾燥または過湿ではないかと思います。

 土壌は有機質に富んだ肥沃で保水性とともに水はけのよい膨軟な畑を選びます。最低20㎝ の作土で、土壌酸度はpH6程度に調整します。タネをまく前に土の表面を細かくていねいに平らにならします。

 ニンジンは光が当たることで発芽が促進される好光性種子のため、タネをまいたら覆土を薄くかけ、軽く押さえてタネと土を密着させます。覆土後の水やりは細かいハス口を使い、土が流されないように行います。

 発芽期間中は十分な水分が必要とはいえ、過湿は酸欠となり、かえって発芽を悪くします。土の表面が乾いたらたっぷりと水をやるようにしましょう。タネをまいた後に乾燥防止用として切りわらやもみ殻、ベタがけ資材などをかぶせておけば発芽しやすくなります。 月刊誌Q&A 野菜