その他Q&A
夏に芝生の刈り込みを行うと根元が枯れてしまいます。芝を回復させるためには、何をすればよいでしょうか。
夏に芝生の刈り込みを行うと根元が枯れてしまいます。芝を回復させるためには、何をすればよいでしょうか。
適度な芝刈りは、全体の日当たりがよくなることで、分けつが促され、横方向に密に茂って美しい芝生となります。しかし、伸びすぎた芝生を一気に刈ること(軸刈り)は、芽のある茎も刈ってしまうことになります。また、残った部分は葉が少なく枯れたような色になり、新葉が出にくくなります。
伸びすぎた芝生を刈る場合、まずは草丈の半分程度を目安に高めに刈り込み、その後6㎝ に伸びれば4㎝ まで刈る、というように徐々に刈り込む高さを低くしていきます。
また、元気な芝生にするためには次のような作業も大切です。
目砂入れ…地上ほふく茎の浮き上がりを抑えて節からの発根を促し、さらに芝生地の凹凸を修正する効果があり、軸刈りの害を軽減してくれます。春先~夏の作業が効果的で、目砂は厚さ5㎜ くらいとし、厚くなりすぎないように注意します。
水やり…深くまで水が浸透するように、ゆっくり時間をかけてたっぷりと行うことが大切です。夏場など日照りが続く時は、水不足になる前に早めに行いましょう。
施肥…密生した美しい芝生を維持するために、肥料は多すぎても少なすぎてもよくありません。芽出し期を含めた生育期間中、芝刈りの回数に応じて数回行います。また、散布はむらなく均一にまくことが大切です。