果樹に関するQ&A
イチジクの剪定方法について教えてください。
イチジクの剪定方法について教えてください。
6月下旬~7月に熟す夏果専用種、8月下旬~10月に熟す秋果専用種、夏と秋に収穫する夏秋兼用種があり、品種により実のつき方や熟期が違い、剪定方法も変わります。一般的には樹高を低くした杯状仕立てや一文字仕立てにします。
杯状仕立ては高さ50~60㎝ で枝を3本出させ、枝の開き角度を45~60度に誘引し主枝にします。この各主枝から2~3本の枝を副主枝とし、これらから出た新梢(結果枝)に果実を実らせます。
一文字仕立ては、左右水平に枝を伸ばし主枝とし、副主枝を約40㎝ 間隔で配置する方法です。懐枝・下垂枝・弱枝等の不要枝は元から切り取りますが、新梢は品種によって切り方が違います。
秋果専用種はすべての新梢を2~3芽残して切り詰めます。夏秋兼用種は、全体の枝の半数程度を夏果をつける枝として残し、残りの枝は秋果専用種と同様にします。夏果専用種は不要枝の切除は行いますが、新梢の切り戻しは行いません。