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粘土質の土のようで、水がたまりやすい状態です。土壌改良の方法を教えてください。
粘土質の土のようで、水がたまりやすい状態です。土壌改良の方法を教えてください。
粘質土は土壌粒子の粒径が小さく、土壌構造も単粒化しているものが多いため、排水性・通気性が悪く乾燥すると固結してしまいます。そのため、土壌はよく耕し、少し高く盛り上げて地表面に少し傾斜をつけてならし、裾や周囲に溝を掘り、余分な表面水を流れやすくします(畑は高畝にする)。
さらに、粒径の大きな砂やパーライトを混入して粒度組成を大きくし、堆肥や腐葉土、ピートモス等を混入して団粒化を促します。団粒化(団粒構造)によって、排水性・通気性を改善します。粘質度の軽い場合は有機質の混入だけで効果がでますが、有機質は土中で分解消滅するので補給が必要です。
土壌改良材の混入量は土質によって違いますが、10~30%必要です。改良する土層の深さは深いほどよく、一般の草花で25㎝ くらいをめどにしてください。また、穴あきパイプなどを使って、あばら骨のような配管の暗渠をつくるとより効果的です。