タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > アイスプラントが発芽しません。どうしてでしょうか。
野菜に関するQ&A

アイスプラントが発芽しません。どうしてでしょうか。

アイスプラントが発芽しません。どうしてでしょうか。

FacebookTwitterLine

アイスプラントは南アフリカ原産の多肉植物で、葉や茎の表面にプチプチとした無数の液胞を持ち、みずみずしい食感とほのかな塩味が楽しめる新感覚の野菜です。地中のミネラルを吸い上げ、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどを豊富に含みます。

 発芽適温は20℃前後で、25℃を越えると発芽力が低下します。しかも種子が極めて小さいので覆土が厚いと発芽が悪くなります。発芽しなかったのは温度が不適当だったか、覆土が厚すぎたのではないでしょうか。またコート種子ですと、被覆素材を溶かすための水分が不十分であったなどの原因も考えられます。

 2~3月の春まきでは保温し、9月の秋まきでは高温に注意します。覆土は種子が隠れる程度とし、発芽まで乾燥防止に濡れた新聞紙をかけます。栽培適温は5~25℃といわれ、日当たりがよく乾燥ぎみの環境に適します。本葉4~5枚で定植しますが、発芽にバラつきがありますので、生育のよい苗から順次定植します。雨に弱いのでプランターなどでの栽培が向いています。排水をよくするため、用土は市販のものに鹿沼土を混ぜるとよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜