ニガウリをタネから栽培する時に困るのが、なかなか発芽しないことです。その原因は大体次の二つになります。①タネがかたいため吸水しにくく、発芽の準備が長くかかる。②春先のタネまきでは地温が低いため、発芽しにくい。いずれの場合も、タネは腐敗していないことがほとんどです。

　対策として、吸水をよくするために次の三つが大切です。①種子の表面にヤスリのような物でキズをつける。②タネまき前日から水に漬けて吸水させておく。③タネまき後、土を乾燥させないこと。

　地温の確保では、①春先の夜温が低い時期に早まきをしない。②高めの地温を確保するため透明マルチや、保温キャップをかける。以上、二つの条件を守ることで発芽をよくすることができるでしょう。