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野菜に関するQ&A

ニンニクがトウ立ちしてきましたが、花は摘みとってよいのでしょうか。

ニンニクがトウ立ちしてきましたが、花は摘みとってよいのでしょうか。

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ニンニクは品種によってまったくトウ立ちしないものもありますが、わが国で普通に栽培されている品種では、冬の低温によって生長点が花房に分化し、その周囲には側球(リン片)に発育する側球芽が分化し、花房の生長とともに側球が肥大を始めます。

 しかしトウ立ちした花茎をそのままにしておきますと、花や珠芽(むかごのようなもの)の発育に栄養を取られて側球の肥大が妨げられます。トウ立ちする花茎を早いうちに摘みとることで、15%くらい増収するといった報告もあります。しかしあまり早く摘みとると、分球しやすいともいわれますので、蕾が葉の先端より伸びたころを目安に摘みとります。ニンニクの株元を押さえて引き抜くか、ハサミなどで切りとります。

 摘みとったトウ立ちの若い茎は「ニンニクの芽」として、油で炒めたり肉などと合わせたりすると臭いもそれほどなく非常においしく味わえます。 月刊誌Q&A 野菜