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野菜に関するQ&A

ピーマンの実が黒みを帯びます。どうしてでしょうか。

ピーマンの実が黒みを帯びます。どうしてでしょうか。

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果実の表面に発現する黒い色はメラニン色素です。露地栽培で多く見られますが、品種によってはまったく出現しないものもあります。色素が発現する原因は紫外線によるもので、春先から秋まで収穫の全期間で見られます。発現する程度は品種によって異なり、細長のトウガラシの血を引く品種では比較的多く、丸型のピーマン系では少ないと思われます。

 栽培面からみると、ビニールハウス栽培ではほとんど発現しませんし、そのほかの直射日光の当たらない栽培でも少なくなります。これは紫外線がカットされるためです。以上のことから、黒色が発現しにくい品種を栽培するか、光を少し遮るために傘状の日よけなどをつくるとよいでしょう。

 ただし黒色が出ていても、食べても健康に害はありませんし、調理時に熱を加えると黒色が緑色に変わるので違和感なくいただけます。 月刊誌Q&A 野菜