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野菜に関するQ&A

ソラマメの発芽のポイントを教えてください。

ソラマメの発芽のポイントを教えてください。

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ソラマメの栽培は秋まきが基本で、10~11月が適期です。発芽後は月が替わるごとに寒くなりますが、草丈が10㎝ほどの生育初期は寒さに大変強く、そのまま冬を越え、早春から開花を始めます。播種時期は降霜が始まる少し前ですので、温度(地温)の条件はあまり問題にはならないでしょう。

 発芽をよくするには、①土壌水分を適切にする。②土壌をふかふかにし空気を含みやすくする。③土の中への種子の置き方を工夫する、の3条件が大切です。

 特に①の土壌水分は、種子が十分に吸水するまでは必要ですが、発芽を始める状態になると酸素が必要になるため、今度は過湿にならないように気をつけます。すなわち②の空気を含みやすい土にしておく必要があるわけです。過湿は種子を腐敗させます。

 以上のことから、畑の準備は排水のよい所で完熟堆肥を十分施し、播種後は敷きわらやもみ殻などをかぶせます。

 ③の種子の置き方は、発芽孔(ヘソ)の部分を下に向けるか斜め横に向けて埋め込み、土をかけると吸水しやすく、さらに発芽根が土中に入りやすくてよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜