野菜に関するQ&A
タマネギを抽苔させないための栽培ポイントを教えてください。
タマネギを抽苔させないための栽培ポイントを教えてください。
タマネギは生育途中に10℃以下の低温に一定期間おかれると、花芽が分化し、抽苔を始めますが、この低温感応は苗の大きさや品種により差があります。一般に大苗になるほど低温の影響を受けやすく、抽苔が多くなります。
トウ立ちさせないためには、冬前に苗をあまり大きくしないことです。植え付けに適した苗の太さは、鉛筆の太さ以下といわれています。しかし苗が小さいと、寒さに弱く越冬できずに枯れたり、越冬しても収穫時のタマネギが小さくなったりします。従って収量を上げるには、苗を抽苔しない最大の大きさにすることですが、数%が抽苔するくらいが多収になります。
最近は暖冬の影響もあって、苗の大きさが適切であっても生育が進みすぎ、抽苔が多くなることがあります。またチッソが不足すると花芽分化しやすくなるため、越年後の1~2月には必ず追肥をし、乾燥時には潅水を行うことで抽苔を抑えることができます。