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ぼかし肥料のつくり方を教えてください。

ぼかし肥料のつくり方を教えてください。

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ぼかし肥料とは、身近にある有機質肥料として利用している材料を、施用前にあらかじめ有用菌によって醗酵分解させておいたものをいいます。材料として入手しやすいものは米ぬか、なたね油かす、ふすまなどです。醗酵を助けてくれる菌として最も手近なものは納豆菌でしょう。ほかに市販されているもので利用可能なものは、ダルマ菌などがあります。

 入手しやすい身近な米ぬかと食用納豆を使用したつくり方を紹介します。

 ①米ぬか15~20㎏と納豆1~2パックを用意し、納豆にコップ1~2杯の湯ざまし(カルキを抜いたもの)を入れ、ミキサーにかける。②3~4Lの湯ざましで増量し、これを米ぬかにふりかけよく混ぜる。手で握り、ダンゴ状になる程度の水分とする。③それを大きめの木箱や、ポリ製タルなどに入れ、上に少し水分を含ませた古い毛布かムシロをかける(低温期は湯たんぽなどを置き、菌の増殖を補助する)。④一両日で発熱が始まるので、地温計を入れておき、70℃を超えないよう毎日朝夕よく混ぜる(80℃を超えると菌が死に完熟したぼかしにならない)。

 10日ほどで自然に温度が下がってくるので、人の体温程度になればできあがりです。 月刊誌Q&A その他