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野菜に関するQ&A

ナスの発芽と育苗のポイントについて教えてください。

ナスの発芽と育苗のポイントについて教えてください。

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ナスの育苗でよくいわれる条件が、発芽に関する管理法です。播種から発芽まで地温に変化をつけて管理する、変温管理が発芽をよくするとされています。

 ナスの種子は同じナス科のトマトやピーマン、トウガラシ類に比べややかたく、吸水と種子内での発芽準備に多くの時間を要するようです。

 発芽にはやや高い地温が必要で、昼温は30℃を中心に28~32℃とし、夜温を22~23℃ほどと変化がつくよう管理します。

 このような管理は、春先の育苗で加温設備のない育苗施設ではできませんので、電熱による育苗器(発芽器)が必要となります。

 発芽までの地温が適切に管理されていれば、気温は特に厳しく設定する必要はありません。また、培土の水分は一般的な適湿管理でよいでしょう。

 発芽後は特に難しいことはなく、朝一番の苗のようすを観察し、のびのびと育つよう気温の管理と床土の水分管理に気をつけるとよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜