ブルーベリーは、７月ごろまでに伸びた新梢の先端とその下の数芽に花芽を作り、翌年にこの花芽から伸びた枝に房状に花が咲き結実します。

　幼木や苗木は、植え付け後２年間はすべての新梢の先端と地表近くの弱い枝を切り、結実させないようにして株の生長を図ります。３年目から元気な太い枝を主軸枝としてブッシュ状の姿にします。ハイブッシュ系のものは４～５本、ラビットアイ系のものは６～７本の主軸枝を残します。若い枝は先端を軽く切り戻し、少し古い枝は多少強く（２分の１程度）切り戻します。残った枝から多くの新梢が発生し、６～７月になると伸びすぎた枝のみ摘芯して、さらに側枝の分枝を促しておきます。しかし、この主軸枝は年数とともに活力（樹勢）が低下してくるので、若枝との更新が必要です。込みあった古い主軸枝は根元から切り除き、残した主軸枝は古い枝の部位を若い側枝のあるところまで切り詰めます。

　ハイブッシュ系の主軸枝は４年ほど、ラビットアイ系のものは６～７年は活力があるので、その間に毎年少しずつ更新するようにします。