ラッカセイは良質の脂質やたんぱく質を多く含み、ビタミンやミネラルも豊富です。また、多くの野菜の根を害する土壌センチュウを抑制する対抗植物としても知られます。

　ラッカセイの発芽には地温20℃以上が必要で、５月中旬～６月にかけてタネをまきます。

　畑は、チッソ分の少ない化成肥料を１㎡当たり約１００ｇ と堆肥を早めに施し、耕しておきます。

　畝幅は40～45㎝ 、株間は25～30㎝で一カ所に１～２粒ずつまきます。なお、カラスやハト等の鳥害から守るために、ネットや釣糸などを周囲に張るとよいでしょう。

　播種後７～10日で発芽します。発芽してから40日ぐらい経つと小さな黄色い花が咲いてきます。さらに１週間ほどすると、しぼんだ花の元からひものようなもの（子房柄）を伸ばし土の中に入り、その先端にラッカセイの莢をつけます。花が咲いてから約３カ月で収穫できます。収穫の目安は下枝が枯れ始めたころです。とりたてのラッカセイを塩ゆでにするとビールのおつまみに最高です。