ラッキョウはユリ科の多年生植物で原産は中国です。特有の匂いと辛みがあり、この辛みの成分、硫化アリルは疲労回復や夏バテ防止に役立つといわれています。

　非常に丈夫で、肥沃地から砂丘地、やせ地まで土地を選ばず栽培することができ、連作も可能です。砂丘地で栽培されるラッキョウは、肌が白く品質が優れています。

　植え付け時期は８～10月ごろで、小球は６～７㎝ 、大球は８～10㎝ の株間で植え付けます。収穫は通常、植え付けの翌年になります。収穫適期は、球が肥大し葉が黄化したころで、６～７月ごろです。なお、３～４月に早どりすると、エシャロットのように利用でき、サラダやキムチ漬け、天ぷらなどでも楽しめます。

　ラッキョウは植え付けから年数が経つと分球して小球になるので、植え付けの翌年に収穫せず、さらにその翌年（３年目）に収穫すると、品質のよい小粒のラッキョウとなり、よりシャキシャキとした歯応えが楽しめます。