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野菜に関するQ&A

メロンのつるが枯れてきました。何が原因でしょうか。 

メロンのつるが枯れてきました。何が原因でしょうか。 

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メロンの根は酸素要求量が高く、土壌中の酸素が不足すると、根と茎葉の生育も悪くなります。メロンは浅根性で細根が多く、夏季の高温や乾燥の影響で根傷みを起こしやすく、茎葉の生育も抑えられます。そこで、土壌に有機物を多く施用し、地中深くまで根を張らせるようにします。

 主茎を摘芯して子づる2本を伸ばし、25節前後で摘芯します。その中央部の孫つる2本を2葉で摘芯し、各1果を着果させ、ほかのつるは早めに除きます。この摘芯・整枝で根への養分供給が減少するため、根の働きが低下し地上部の生育を抑えます。ただし、ここで一度に強い摘芯・整枝をすると、株に強いストレスを与えてつるが弱るので要注意です。下葉の摘葉は通風がよくなることで病害予防になりますが、メロンではあまり行いません。

 メロンの株元をマルチですっぽり覆うと地際部が過湿になり、つる枯病にかかりやすくなるため、植穴部を広く開けて換気を図ります。連作するとつる枯病やつる割病が出やすくなり、茎葉がしおれて病斑が広がるので注意しましょう。 月刊誌Q&A 野菜