メロンの種類は多く、種類ごとに収穫時期は異なります。栽培する際に、まずその品種の収穫時期を確かめておきましょう。通常、メロンは人工交配して着果させますので、交配から50～55日後が収穫適期になります。

　しかし交配後日数が分からない場合には、果実の形や色から判断します。表面にネットが出る品種では、肥大がほぼ終わると枝についていた果梗の基部の色が薄くなってきます。ネットが出ない品種では、果梗の付着部にヒビが入ったり、果皮の色が少し黄色味を増してきます。枝についている場合は、葉が黄変するか、果実のおしり（花落ち部）にヒビ割れが出ているかなどを、総合的に判断して収穫期を決めます。

　果実の花落ち部を軽く押してみて、かたさがなくなればだいたい食べ頃と思ってもよいでしょう。しかし品種によっては弾力がまだないと感じても、切ると食べ頃になっている場合もあるので、収穫期の判断は難しいものです。