野菜に関するQ&A
シカクマメの実がなりません。どうしてでしょうか。
シカクマメの実がなりません。どうしてでしょうか。
シカクマメは、熱帯アジア原産の高温性野菜です。20~25℃くらいの高温で生育が促進されて、その後に花が咲き、実がつきます。
品種にもよりますが、暖地では普通5月にタネをまき、6月に植え付けて1カ月もすれば暑い夏に生育が進んで花が咲き、8月下旬以降に収穫できます。これは元来が熱帯原産で、花芽ができるには短日条件が必要なためで、真夏には収穫できません。最近では日長反応を鈍感にして、真夏にでも花芽のできる品種が育成されるようになりましたが、多少なりとも短日性をもっています。
そのため暑い夏の間には花芽はできにくいので、もう少し生育するのを待ってみましょう。ほかにもチッソなどの肥料が多すぎるとつるボケになり、茎葉は旺盛に生長しても着果不良になります。この場合には、摘芯や摘葉をしてやれば、実がつくようになります。
またシカクマメは連作を嫌い、湿害にも弱いので、連作を避けるとともに、水はけをよくして根の生育を促進しましょう。