冷涼地では凍害から防ぐため、畑でダイコンの首まで土を寄せます。

　暖かい中間地以南では葉が根の水分や養分を奪うばかりか、スが入る恐れがあります。そのため、葉を付け根ぎりぎりのところで切り離し、根を土に埋めます。貯蔵中の腐敗を防ぐため、尻尾を切らずに畑に溝を掘り、頭を下にして斜めに浅く埋めます。

　前述の方法がとれない場合には、黒いポリ袋に葉を切りとったダイコンを５～10本ずつ入れて口をしばり、物置などの日光の当たらない涼しい場所におきます。なお新聞紙などに包んで暗い場所に置いても長期間保存できます。保存の適温は５℃前後です。

　洗って土を落としたダイコンは、適度な湿度を保つために濡れた新聞紙で包むほか、ラップやポリ袋などに包んで冷蔵庫に入れ保存します。