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野菜に関するQ&A

この時期のキャベツのタネまきから育苗で、どういう点に注意したらよいでしょうか。

この時期のキャベツのタネまきから育苗で、どういう点に注意したらよいでしょうか。

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低温期にキャベツのタネをまく場合、発芽をよくし、苗の寒害を防ぎ、早期に花芽が分化しないようにハウスや温床を利用します。最低気温10℃、最高気温25℃を目安に育苗管理をします。

 春まき栽培では、特に品種の選択が重要です。収穫が初夏から夏季となり、生育後半は高温多湿となるため、高温結球性に優れ、裂球が遅く腐敗しにくい品種を選びます。例えば早熟性と晩抽性をもつ「YR春空」や、晩抽性で肥大性と在圃性に優れた「YR天空」「彩風」などがおすすめです。

 連結トレイに培土を詰めてまくか、培土を詰めた7.5㎝ のポットに3粒まきして最終1本立ちとします。低温期で乾きにくいため、土の湿り具合をよく確かめ、過湿にならないようにします。本葉5~6枚の苗を定植しますが、定植の1週間前から順次外気温に慣らします。定植の目安としてソメイヨシノの開花期ごろ、平均気温10℃前後になったころが適期です。 月刊誌Q&A 野菜