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野菜に関するQ&A

トマトのタネをまきましたが、発芽しません。どういう原因が考えられますか?

トマトのタネをまきましたが、発芽しません。どういう原因が考えられますか?

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トマトのタネは10~35℃の範囲で発芽しますが、最適温度は20~30℃です。ゴールデンウイークごろに苗を定植するなら、3月にタネをまく必要があります。しかしこの時期はまだ気温が低いため、発芽させるには加温設備を使うことになります。

 新しいタネをまいても発芽しないとすると、気温が低かったことが一番の原因でしょう。また、トマトには嫌光性があるため、明るい場所では発芽が多少遅れます。

 タネまき後には十分な水やりをしますが、余分な水が残らないよう注意しましょう。用土が排水不良では発芽しても腐ってしまいます。タネまきに保水性と排水性のよい用土を使うのは、土中に空気を多く含み発芽が促進されるからです。

 それらをふまえて、少量のタネなら播種床に、多量の場合は128~200穴くらいのセルトレイに播種し、地温を昼間は28℃、夜間は20~22℃に保ちます。そのためには播種床の下に電熱線を張るか、加温機で室内を加温する必要があります。

 小規模栽培であれば、トマトの育苗期間が長いことも考えると、専門の種苗会社などから良苗を購入した方が失敗が少なく安全です。 月刊誌Q&A 野菜