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あまり日当たりがよくない庭ですが、芝生で覆うことはできますか。またそのような場所に向く品種があれば教えてください。
あまり日当たりがよくない庭ですが、芝生で覆うことはできますか。またそのような場所に向く品種があれば教えてください。
美しく密な芝生を作り維持するためには日照量の多いことが不可欠で、一般的には5時間以上の日照が必要といわれます。日当たりが悪いと生育不良で徒長気味になり、密で隙間の少ない芝生にはなりにくいためです。しかし、芝草の中には多少日当たりが悪くても生長を見込める、耐陰性のある種類もあります。
寒地型芝 (冬芝)は冬も枯れずに葉も細かく密で良質ですが、芝生管理に技術や手間を必要とし、耐陰性があっても耐暑性に難のあるものが多いです。ただ最近では、耐暑性を改良した品種もできてきましたので、関東以西ではそのような暑さに強い品種を選びましょう。
暖地型芝(夏芝)は、冬には葉が枯れ芝質もやや剛直な感じのものが多いですが、耐寒性の弱いものがあります。そのため耐陰性と耐寒性のあるものを選ぶとよいでしょう。
いずれの場合でも、日当たりがよくないと芝草は徒長しやすいので、深刈りしないように注意しながら芝刈りをこまめに行い、肥料過多にならないようにすることがポイントです。