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野菜に関するQ&A

ジャガイモを収穫しましたが、小さいものばかりであまり太っていません。どうしてでしょうか。

ジャガイモを収穫しましたが、小さいものばかりであまり太っていません。どうしてでしょうか。

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ジャガイモが大きくならない原因の一つに、タネイモの芽が多すぎることが考えられます。普通一つのタネイモから5~6本の芽が出てきます。これを全部育てると、養分が分散したり、茎葉が茂りすぎて病気にかかりやすくなり、小さなイモしかできなくなります。

 対策としては、タネイモ1片につき勢いのよい芽を1~2本残し、そのほかの芽はかきとる「芽かき」を行います。発芽してから10日前後に、残す芽を傷つけないように株元を押さえながら、とり除く芽を引っ張ってとります。

 なおジャガイモの生育適温は15~20℃で肥大適温は17℃といわれ、高温になると肥大が悪くなります。植え付け時期が遅いと発芽が遅れ、そのため肥大に必要な日数が不足して小さなイモにしかなりません。

 一般地では遅霜の心配のない3月中旬から4月ごろに植え付けます。土寄せも肥大を促進させるために大切な作業です。イモが地表面に出ると緑化して有害物質のソラニンを生成しますが、土寄せはこれも防ぎます。土寄せは芽かき後と草丈が15㎝ ほど生長した時に行いましょう。 月刊誌Q&A 野菜