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野菜に関するQ&A

キュウリにどうしてもうどんこ病が発生してしまいます。どうすれば防ぐことができますか。

キュウリにどうしてもうどんこ病が発生してしまいます。どうすれば防ぐことができますか。

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キュウリのうどんこ病は露地、施設栽培のいずれでも起こることがあります。病原菌は生きた植物組織からだけ栄養を吸収して発生し、しかも植物の表面でしか繁殖できません。またキュウリ以外に、カボチャやメロン、マクワウリ、スイカなどでも発病します。

 うどんこ病が発生しやすいのであれば、キュウリで発生したうどんこ病が周辺の雑草や、ほかの畑のカボチャなどにも伝染していないか確認してみましょう。もし、近くでうどんこ病が発生していれば、新たに植えたキュウリにもうどんこ病が容易に発生するため、防除を徹底しましょう。

 うどんこ病の胞子は乾燥条件で形成しやすいため、雨に直接当たらない施設栽培では被害が大きくなりやすい傾向があります。そのため過度に乾燥することがないよう、適度な湿度を保つとともに、日当たりをよくしてやります。チッソの過剰施肥や過繁茂でも、発生が増加するので避けます。

 また、キュウリには「VR夏すずみ」「Vアーチ」などの耐病性品種もいくつか育成されています。これらを使えば減農薬栽培にも役立つでしょう。 月刊誌Q&A 野菜