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野菜に関するQ&A

カボチャは収穫後しばらくおいたほうが甘くなると聞きましたが、本当ですか。また長期間貯蔵する方法を教えてください。

カボチャは収穫後しばらくおいたほうが甘くなると聞きましたが、本当ですか。また長期間貯蔵する方法を教えてください。

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カボチャなど多くの果実では、収穫後も成熟過程が続いていて、芳香や色の変化、果肉の軟化などが起こっています。収穫直後のカボチャはでんぷん含量が多いのですが、収穫後日数が過ぎるとともにでんぷんが糖に変わり、果実は甘くなってきます。収穫後は、日陰で風通しがよく気温が25~30℃の所に置き、7~10日間キュアリングをします。キュアリングとは、果梗部の切り口を乾かして菌の侵入を防ぎ、果実の腐敗を防ぐ処理で、これにより貯蔵性が増します。キュアリング期間は品種によって多少違いますので、特性を確認するか、切り口がしっかり乾いたかどうかを確認してください。

 キュアリングが済めば、10℃くらいの所で貯蔵します。カボチャは、一般にホクホクした粉質性の高いものが好まれます。粉質性が高いほどでんぷん含有率が高いのですが、貯蔵温度が高いと、でんぷんは早く減少します。そのため、キュアリングを必要な期間以上行うと、でんぷんから糖へ変化は進みますが、ホクホク感がなくなってしまい、また腐りやすくなるので注意しましょう。 月刊誌Q&A 野菜