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野菜に関するQ&A

甘長トウガラシ「甘とう美人」を収穫して食べたところ、とても辛かったです。どうして辛い実になってしまったのでしょうか。

甘長トウガラシ「甘とう美人」を収穫して食べたところ、とても辛かったです。どうして辛い実になってしまったのでしょうか。

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甘長トウガラシ「甘とう美人」はほとんど辛みが出ない品種ですが、まれに栽培条件により辛みが出ることがあります。それは栽培中に草勢が低下したり、高温や乾燥などのストレスにあった場合です。特に高夜温が続く時や15℃以下でできた肥大の悪い石果などでは、辛みが出る傾向があります。その対策は追肥、水やり、収穫をこまめにして、草勢の回復を図ることです。

 生育を旺盛に保つことがまず重要ですが、そのポイントをいくつか挙げてみます。甘長トウガラシは比較的浅い所に根を張り、高温乾燥の害を受けやすい特性があります。そこで、定植前に畑に完熟堆肥を1㎡当たり約3㎏施し、保水性と通気性をよくして根が広がるようにしてやります。そのうえで、高温期には敷きわらを敷き、こまめに水やりをして、草勢の維持を図りましょう。

 第1次分枝までのわき芽はすべて取り除き、第2次分枝の4本を主枝にして、それから上は放任とします。さらに細い枝や徒長枝は早めに間引いて受光態勢をよくすれば、果実肥大も促進されます。 月刊誌Q&A 野菜