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野菜に関するQ&A

ダイコンの発芽が悪いのですが、何が原因でしょうか。

ダイコンの発芽が悪いのですが、何が原因でしょうか。

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ダイコンのタネは発芽しやすく、寿命も長めです。ただ高温や多湿条件で貯蔵した古ダネでは発芽力が衰え、発芽に日数がかかり、発芽揃いが悪くなります。しかも又根になる可能性も高くなります。

 タネに問題がなければ畑の管理が原因と考えられます。水の与えすぎや土づくりが不十分で排水が悪いと水分過多となり、酸素不足で発芽不良をきたすことがあります。逆に土が乾燥しすぎて芽が土中で枯れる場合もあります。

 一方、堆肥の施用は保水性や排水性に優れ、肥沃な土づくりに欠かせませんが、十分に発酵していない未熟堆肥を施用すると土中で発酵して発熱したり、有害微生物の活動で発芽障害を起こします。ダイコンの発芽適温は15~30℃といわれ、これより高温または低温になると発芽が悪くなります。

 対策として大切なのは、新しいタネを購入することと、早くから畑を準備することです。完熟堆肥や石灰は2週間前に施して耕し、肥料も1週間前に加えて土によくなじませておきます。 月刊誌Q&A 野菜