野菜に関するQ&A
タマネギの今後の追肥のタイミングを教えてください。
タマネギの今後の追肥のタイミングを教えてください。
タマネギは一定の日長と温度に達すると玉の肥大が始まります。そのため追肥により、肥大開始までに十分な生育量を確保する必要があります。2月下旬から養分の吸収が多くなり、玉の肥大開始期までにチッソが不足すると小玉になったり、甲高玉やトウ立ちしやすくなります。一方チッソが過剰だと結球が遅れ、病害に侵されやすくなってしまいます。
追肥は早生種で2回、中晩生種では3回行います。1回目の追肥は根張りを促進するため植え付けの半月後に、2回目はトウ立ちの抑制を目的に1月中旬に、3回目は玉肥大のために2月中旬~3月上旬を目安に行います。
肥料は条間に施し、畝の表面を軽く耕して雑草を防ぎます。冬季でも畝が乾けば水をやり根張りをよくします。
追肥は3月上旬までとします。肥料のチッソ分が多かったり、追肥が遅くなり肥料分が残っていると、玉が腐りやすく貯蔵性が悪くなるからです。リン酸は元肥主体に施し、追肥にはチッソ、カリ(NK化成など)を施します。