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野菜に関するQ&A

昨年ジャガイモを育てていた畑で、今年もジャガイモやサツマイモ、ヤマイモなどのイモ類を育てたら連作障害の恐れはありますか。

昨年ジャガイモを育てていた畑で、今年もジャガイモやサツマイモ、ヤマイモなどのイモ類を育てたら連作障害の恐れはありますか。

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ジャガイモはナス科の野菜で、ジャガイモをはじめ、同じナス科のトマト、ナス、ピーマンなどを同じ場所で続けて作ると病虫害の被害が増えたり、生育が悪くなったりします。このような現象を連作障害といいます。ナス科の野菜は少なくとも2~3年は間隔をあけて作付けするようにしましょう。

 なおイモ類にはヒルガオ科のサツマイモやサトイモ科のサトイモ、ヤマノイモ科のヤマイモなどがあり、科が異なれば連作障害の心配はありません。ただ輪作としてはイネ科、マメ科、根菜類の順に栽培するのが好ましいとされています。

 連作障害の原因は、土壌病害虫が増えることや根からの生育阻害物質(植物自身が分泌する毒素)が増えること、土壌の物理性として通気や排水が悪くなること、化学性として偏った肥料吸収による養分バランスが崩れることなどが複合して発生します。

 微生物の多い団粒構造の土は通気、排水性に優れ、有害物質の分解能力が高く、栄養バランスもよくなります。したがって微生物を増やすエサとなる有機物を多く施用し、土づくりに努めましょう。 月刊誌Q&A 野菜