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野菜に関するQ&A

ナスがうまく発芽しません。どのような原因が考えられますか。

ナスがうまく発芽しません。どのような原因が考えられますか。

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ナスは高温性野菜で高温で発芽するため、低温期の春先に育苗するには加温が必要です。発芽適温は20~30℃で5~6日で発芽し、最低温度は11℃で最高温度は35℃です。さらに発芽には昼夜の変温が有効で、昼温30 ℃、夜温20℃だと揃って発芽します。不発芽の原因として、まずタネまきの時期に温度条件は適正範囲にあったかを確認ください。

 また、発芽には一般的に温度、空気と水分が必要です。発芽床の土はよくほぐれ、通気性はありましたか。空気と同様に十分な水分、例えばタネの重さの70~140%の水分が必要となります。さらに、ナスのタネは嫌光性なので、浅まきしても発芽は遅れます。

 また、タネの保存条件は正しかったでしょうか。低温、乾燥条件で保存してあれば、比較的よく発芽します。しかし室温で普通に保存していれば、発芽率は1年で半減します。さらに市販のタネなら問題はありませんが、自家採種したタネで休眠していれば、発芽しません。 月刊誌Q&A 野菜