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野菜に関するQ&A

ニンニクを収穫したところ玉が太っておらず、まるでネギのようです。どうしてでしょうか。

ニンニクを収穫したところ玉が太っておらず、まるでネギのようです。どうしてでしょうか。

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ニンニクの玉が太らない原因は、いくつか考えられます。土づくりの不足や、品種の選択を誤った、わき芽の除去と追肥が不十分であった、トウの早期摘除を怠ったなどが挙げられます。

① 土づくり…肥沃で排水がよく、耕土が深くなるよう、完熟堆肥をたっぷり施し、十分に耕しておきます。

② 品種の選択…ニンニクには寒地系品種と暖地系品種があり、その地域にあった品種のタネ球を購入します。一般地で寒地系品種を選ぶと、葉はできるものの玉が肥大しないことがあり、逆に暖地系品種を寒地で育てると小さい玉になってしまいます。一般に寒冷地では「ホワイト六片」が、暖地では「平戸にんにく」が使われます。

③ 芽かき…発芽後、数本のわき芽が出てきますが、15㎝ くらいに伸びると元気な芽1本を残し、ほかの芽は外側に倒すように引き抜きます。

④ 追肥…11月と翌春の3月の2回、化成肥料を株間に一つかみぐらい施すとよいでしょう。

⑤ トウの摘除…5月になるとトウが出てきます。そのまま生育させて花を咲かせると栄養をとられて玉が太りませんので、早めに摘みとります。なおトウはニンニクの芽ともいわれ、油炒めなどでおいしく食べられます。 月刊誌Q&A 野菜