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野菜に関するQ&A

収穫前にスイカが割れてしまいます。どうしてでしょうか。

収穫前にスイカが割れてしまいます。どうしてでしょうか。

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スイカの果皮が割れる「裂果」は、果実が肥大する過程で果肉と果皮で肥大の程度が異なる時に起こります。

 果実が小さいうちに低温によって果皮がかたくなると、果肉が肥大した結果、果皮が割れます。これを防ぐには定植時に黒色マルチや敷きわらをして、土壌の温度や水分の変化を和らげるとともに、根の生育を促進してやります。

 果実が大きくなってから雨が降り続いたり、水をやりすぎると水分過剰になり、果皮が果肉の肥大に追いつけず割れてしまいます。これを予防するには定植前に土壌に有機物をよく入れて耕うんしておき、排水を図ります。また果実の上に敷きわらなどをのせ、果皮がかたくなるのを防ぎます。収穫10日前ごろからは、水やりも控えぎみにします。

 皮が薄い品種は特に裂果しやすいので、注意が必要です。裂果が出やすい場合には、「紅しずく」や「紅まくら」などの裂果の少ない品種を選んで栽培しましょう。 月刊誌Q&A 野菜