カボチャは開花後35日ごろに食べられるようになり、45～50日ごろに完熟します。開花後の日数が分からない場合には、果梗部に白っぽい筋が縦に入るコルク化で収穫期の目安が分かります。コルク化が進んで、果梗部全体が白っぽくなったころが収穫適期です。早すぎても遅れてもよくありません。

　最近増えてきている「ほっこり姫」などのミニカボチャでは、収穫期は開花後40～45日とやや早くなります。この種類でも、果梗のコルク化の程度により収穫期を決めます。カボチャの仲間のズッキーニでは、収穫期はもっと早くなり、開花後５日ごろに収穫します。また花ズッキーニでは、開花日の前あるいは直後に収穫します。ズッキーニに似た生食用カボチャの「マロー」では、幼果が10～20㎝ になれば収穫します。またソウメンカボチャでは開花後40日ごろが収穫期で、完熟果では果皮が黄褐色になるので分かります。

　ズッキーニを除くカボチャ類は、収穫後は風通しのよい日陰に７～10日置いてから、貯蔵します。