野菜に関するQ&A
黄芯系ハクサイを栽培しましたが、あまり黄色く発色しませんでした。どうしてでしょうか。
黄芯系ハクサイを栽培しましたが、あまり黄色く発色しませんでした。どうしてでしょうか。
黄芯系ハクサイは切った時に緑、白、黄の3色のコントラストが美しく料理にも映え、栄養価が高いと好評です。黄色く発色しない要因ははっきりしませんが、おそらく生育の不良によるものか、収穫期が遅れて過熟ぎみとなったためかと思われます。したがって順調に生育させ、適期に収穫するよう努めることが大切です。
ハクサイは冷涼な気候を好み、生育適温は15~21℃です。低温にあうと花芽が分化して葉数の増加が止まるので、それまでに60~100枚の葉を確保する必要があります。そのためには地域にあった品種を選び、タネまきの時期を守り、結球に必要な葉数を確保するとともに1枚1枚の葉を大きく育てます。
ハクサイの根は繊細で浅く横に広がる性質をもつので、土づくりが特に重要になります。元肥には完熟堆肥を全面に施し、生育後半まで追肥などで肥効を保たせます。また連作を避けるとともに、アブラムシやアオムシ、コナガなどの害虫の早期防除を心掛けましょう。
収穫の目安は結球部の頭を手のひらで押さえ、かたくしまったものを選びます。