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野菜に関するQ&A

冬場に果菜類の育苗を行う際に、どのようなことに気をつければよいでしょうか。

冬場に果菜類の育苗を行う際に、どのようなことに気をつければよいでしょうか。

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果菜類を夏に収穫するには、晩霜の恐れのない5月中下旬に定植するのがよく、そのため主に3月ごろにタネをまき、育苗します。それでもまだ夜温がかなり下がる時期なので、夜間だけでも保温か加温して15℃程度に保ちます。

 日中は日光に当て、20~25℃にするため育苗ボックスが必要です。簡単に育苗ボックスを設ける方法をご紹介します。左図のように、木で長方形の枠をつくるか、発泡スチロールの箱を使い、上面をビニールフィルムで開け閉めできるようにします。その中に育苗ポットを置き育苗します。夜間はフィルムの上を、断熱資材などでさらに覆って保温をします。この育苗ボックスをビニールハウス内に置けば、夜間でもある程度温度を保てます。

 気温が15℃以下になる場合には、ビニールハウスに暖房機器を入れるか、育苗ボックスに温床線を張り加温をします。既製品としては「農電園芸マット」や、家庭用発芽・育苗器「愛菜花」などがあります。3月は気温の変動が激しいので、日中には十分水やりと換気をして、30℃以上にならないようこまめに管理します。 月刊誌Q&A 野菜