花に関するQ&A
バラの地掘り苗はどのように植え付ければよいでしょうか。植え付けまでの手順を教えてください。
バラの地掘り苗はどのように植え付ければよいでしょうか。植え付けまでの手順を教えてください。
バラの大苗は、地掘りした苗を土をつけたままの状態にしたものや、水ゴケやピートモスなどで巻き、不織布で包んでいる根巻き苗、ロングポットに仮植えされたものがあります。
まず植える場所に直径、深さともに50㎝ くらいの植え穴を掘り、掘り上げた土に15Lほどの堆肥を混ぜ込みます。植え穴の底を3分の1ほど埋め、山型に盛り上げます。苗の根についた土や水ゴケ類を落とし、接ぎ木部分のテープは外しておきます。山型に盛った土に根をのせて四方に広げ、接ぎ木部分が少し土に隠れるくらいの高さになるようにし、根と用土がよく密着するよう棒などで突き、植え付けます。
この時、穴の周りの上の方に骨紛入り発酵油かすなどの肥料400gを軽く混ぜ込み、余った土で土手状の水鉢をつくり、たっぷりと水やりをしておきます。ロングポットに植えられたもので、鉢の中に根が回り白い根が張っているものは、軽くほぐす程度でそのまま植え込みます。
バラの新植の苗は耐寒性が十分でなく、寒風と乾燥で芽先や枝が枯れることもあるので不織布や寒冷紗で防寒囲いをし、株元には落葉などで厚くマルチングをします。
ただし凍結が著しい寒冷地では、鉢などに仮植えをして凍結しない場所に置き、春に本植えをするようにします。なお、元土の排水性がよくない時は、さらにパーライトを20%程度混入し、やや高めに植えます。