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野菜に関するQ&A

これからホウレンソウをタネまきしたいのですが、夏まき栽培におすすめの品種と気をつけるポイントはありますか。

これからホウレンソウをタネまきしたいのですが、夏まき栽培におすすめの品種と気をつけるポイントはありますか。

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ホウレンソウの夏栽培で最も問題になるのは、花をつける茎が伸びだす早期トウ立ちです。ホウレンソウが一定の大きさに達した時に花芽ができますが、その後、日長や気温などに感応して茎が伸びてトウ立ちとなります。品種により日長や気温に感応しやすい品種と感応しにくい品種があり、感応しにくい晩抽性品種を春~夏まき用として利用します。しかしながらトウ立ちしないまでも花芽はできてしまい、それ以上葉数が増えません。夏栽培ではトウ立ち前に若どりして、栽培回数を増やすことも一つの方法です。

 高温期は発芽揃いが悪いので、芽出しまきをして発芽を揃えるとよいでしょう。一晩水につけたタネ(1~2回水を替える)を湿った布に包み、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れて70~80%根が出たものをまきます。発芽が揃うまで、畝は乾かさないように注意し、適宜水やりをします。また地温も高くなるので、寒冷紗などで日よけをして、発芽が揃うのを助けます。

 夏まき栽培におすすめの品種としては、トウ立ちしにくく、べと病に強い「サマースカイR7」、耐暑性に優れ、春夏どりに適する晩抽性の「おてもやん」、品質と味のよい夏どり剣葉種の「おかめ」などがあります。 月刊誌Q&A 野菜