花に関するQ&A
ヒューケラが夏の暑さで元気がなく、枯れそうです。どうしたらよいでしょうか。
ヒューケラが夏の暑さで元気がなく、枯れそうです。どうしたらよいでしょうか。
ヒューケラは北米に多くの種類が分布しているユキノシタ科の常緑性の多年草で、和名のツボサンゴでも知られています。近年はさまざまな葉色の園芸品種ができて、カラーリーフプランツとして利用され、人気を集めています。
一般に耐暑性があるとされますが、品種により暑さに弱いものもあります。夏の強光下では葉焼けを起こすことがあり、地温も上昇するので株の弱りを招きます。そのため植え付ける場所は午前中は日光が当たっても午後に西日が当たらない所や、落葉樹の下で日陰になる所を選びます。鉢植えであれば、夏は半日陰になる場所に移動します。
乾燥に弱い性質もあるので、四季を通じて適湿を保ち、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。ただ、夏の高温時は過湿にすると蒸れて枯れやすくなり、肥料が効きすぎると暑さに耐える力が弱くなるので注意しましょう。株が茂りすぎると蒸れやすいため葉を少し除いて、風通しをよくします。
寒さには強く、冬は雪の下でも枯れることはまずありません。地上部が枯れているように見えても、春になるとまた芽を出してきます。