野菜に関するQ&A
エンドウを早まきしたら冬に枯れてしまいました。寒さに強いと聞いていたのですが、なぜでしょうか。
エンドウを早まきしたら冬に枯れてしまいました。寒さに強いと聞いていたのですが、なぜでしょうか。
エンドウは一般に10~11月にタネをまき、春に収穫します。しかし、各栽培地では品種ごとに決まった播種時期があり、時期を間違えると、枯れたり生育不良になったりします。それは株の大きさによって耐寒性が変化するからで、本葉2~3枚ごろが最も抵抗性が増します。
早まきして暖冬に生育が進むと、株が大きくなりすぎて耐寒性が弱くなり生育不良になったり枯れたりします。そのため、大株になりすぎた場合には敷きわらやマルチ、ベタかけなどをして寒害を防ぎます。
エンドウのタネは早まきしても気温が33℃以上では発芽しません。逆に遅まきすると発芽は遅れますが、0~4℃でも発芽はします。そこで、早まきよりも遅まきする方が寒害を防ぐ意味からもおすすめです。
またマメ類には根粒菌がつくため、チッソ肥料は少なめにします。しかし最近の複合肥料ではチッソ・リン酸・カリの3要素が入っており、結果的にチッソが多くなることがあります。堆肥を入れすぎてもチッソ過多になり、生育がよくなりすぎて、寒害を受けやすくなります。そこで肥料はやや少なめにしておきましょう。