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秋に緑肥用にタネをまいたカラシナの花が咲いてきました。花が咲いてからすき込んでも問題ありませんか?また、効果的なすき込み方法を教えてください。

秋に緑肥用にタネをまいたカラシナの花が咲いてきました。花が咲いてからすき込んでも問題ありませんか?また、効果的なすき込み方法を教えてください。

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近年、化学的な土壌くん蒸剤が人や環境に悪影響をもたらすといわれる中、タキイで販売している緑肥用カラシナ(シロカラシ)の「黄花のちから」は緑肥としてだけでなく、生物くん蒸用作物としても注目されています。

 カラシナの辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチオシアネート」と呼ばれるガスが発生して、有害なセンチュウや細菌、雑草の発生などを抑制することが分かってきました。シロカラシ「黄花のちから」は初期生育が早く、短期間で緑肥の収量が高く、トマトの青枯病、ホウレンソウの萎凋病の抑制効果が認められています。

 カラシナの花が咲くころには有効な辛味成分が多くなり、すき込みの適期です。すき込む際にはできるだけ細かく砕き、ガスが逃げないようすばやく作業します。すき込んだ後ローラーなどで鎮圧し、ビニールで覆います。また、散水して土壌を還元状態にするとより効果的です。

 緑肥をすき込んだ場合、生育を阻害するピシウム菌が一時的に増加するので一定期間(夏季で3~4週間)おいてから、後作の栽培に入ります。 月刊誌Q&A その他