花に関するQ&A
ガーベラが6月に枯れてしまいました。日当たりと風通しのよい場所で育てていたのですが、管理方法がよくなかったのでしょうか。
ガーベラが6月に枯れてしまいました。日当たりと風通しのよい場所で育てていたのですが、管理方法がよくなかったのでしょうか。
ガーベラの原産地は夏は涼しくて少雨、冬は温暖多照で降雨に恵まれている地中海性の気候です。そのためこの花の特質は生育適温20℃前後で、夏の高温多湿と冬の低温を嫌い、日当たりと水はけのよい所を好みます。
ただ、真夏は強光線を避けた遮光の下で涼しい環境づくりが必要です。日当たりが悪いと葉ばかりが茂って花が咲きにくくなる性質があります。そのような時は古い葉から摘みとり、葉を20~25枚程度残すようにして、株全体の日当たりと通風をよくします。
ガーベラは過湿を嫌いますが、生育開花期は水分を要求するので、水切れさせないこともポイントです。水やりが多く常時湿りがある場合や長雨に当たると、根腐れや病気が出やすく弱って枯れることがあります。鉢植えでは排水性のよい用土を選び、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。
以上のように栽培環境や管理方法が原因となるほか、病気を併発して枯れることもあります。株を枯らす病気には疫病や半身萎凋病などがあります。疫病では株元や茎から根にかけて褐色からあめ色になり腐敗枯死します。半身萎凋病は、葉の半身が紫から黄化し次第に衰え、急激に萎凋して枯死します。これらは土壌性病菌ですので、連作をしないことと清潔な土を用いることが大切になります。